きもの男子通信

昭和の名作住宅、購入者募集中!

先日、吉村順三さんの東山魁夷邸について書きましたが、実は今、

昭和の名作住宅に暮らす
次世代に引き継ぐためにできること
吉村順三、吉田五十八、前川國男による三つの住宅


という展覧会が開催されています。
http://www.kenchiku.co.jp/event/detail.php?id=3786

2012年9月21日(金)~10月21日(日) 木~日曜日13:00~18:00開廊
ガレリア・アビターレ(設計:堀部安嗣)
(東京都世田谷区玉川田園調布2-13-1-101)

園田邸






どれも取り壊しの危機に面しているということで、保存を前提に購入してくださる方を探しているそうです。

見学会もあります。(定員制なので、もう空きがないかもしれませんが)

「旧倉田邸」(大歳寛邸)
日時: 9月21日(金)15:00~17:30
   10月20日(土)14:00~16:00
「自由が丘の家」(園田高弘邸)
日時: 9月29日(土)14:00~16:00
   10月13日(土)14:00~16:00
申込:要申込、定員20名/各回、申込先着順
会費:2,000円

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戦後、和と近代の調和美・東山魁夷邸・・・「日本の名邸」

桂離宮から始まって、現代建築まで、さまざまな「日本の名邸」が紹介されています。

日本の名邸: 人生が変わる最高の住宅 (ムック/和樂ムック)日本の名邸: 人生が変わる最高の住宅 (ムック/和樂ムック)
(2012/07/05)
小学館

商品詳細を見る


いろんなものが入っていて、ちょっとお腹いっぱいかも。
雑誌の特集をまとめたもののような気がします。(和楽のムックです。)

その中で、一番印象に残ったのは、
 「和」の住まいの原点は昭和の巨匠にあり
という章。
建築家の隈研吾さんと昭和の名邸を訪ねるという企画です。

戦後の「和風」を巡る論争を隈さんがまとめていますが、その文章がすっきりしていてわかりやすい。

 和風を語ることは難しい。なぜなら和風とは、単なる美学、趣味上のひとつのスタイル、流行であったわけではなく、政治的、階級的、地理的な対立関係と密接に関わっていたからである。

という出だしから、はじまるわずか2ページの文章ですが、緊張感に溢れた、建築にとどまらない、戦後文化論になっています。

その中で紹介されている建築家とその作品・・・清川清「私の家」、吉村順三「東山魁夷邸」、吉田五十八「北村邸」、村野藤吾「甍庵」、篠原一男「から傘の家」のうち、私が一番、いいな、と思ったのは、吉村順三の「東山魁夷邸」。




いい意味で「ふつう」な感じがします。
ちょっと前なら、つまらないと思ったかもしれないけれど、いまや失われてしまった、戦後の昭和の文化にあった「調和」「バランスの良さ」を感じます。
近代的ではあるが、まだ、畳や着物の生活もあたりまえのものとして身近にある。
洋服のご主人に絣の着物の奥様。
カーペットのリビングと和室がごく自然につながっている。
「和風」が非日常のアクセントではなく、生活の一部になっている。

45624-1.jpg(ご自宅前での東山ご夫妻)

もしかして、自分は、子供のころ、そういうのをちょっとダサいと思っていたかも。
和室のあるお家より、全部洋室のお家のほうがナウいと思っていたのかもしれません。
でも、振り返ると絶妙なバランスだったような気がするのです。

江戸時代や明治大正にはもどれないけど、戦後の昭和から何かを取り戻すのはできる気もします。
着物でいうと手織りのシルクウールとか。
床の間に飾っておくようなものではない、日常の着物。

東山魁夷邸(の写真)を見て思いました。

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「数奇屋大工 美を創造する匠展」@竹中工務店

東陽町の竹中工務店のギャラリーで開かれていた「数奇屋大工 美を創造する匠展」に行ってきました。

本展覧会では数寄屋建築をつくりあげている様々な要素を解体して、職人達がどこにこだわり、上質を追求しているのかを、総合デザイナーである数寄屋大工棟梁の視点を通して解説します。
 会場には実寸大の茶室構造模型を設置し、工事中しか見ることのできない数寄屋大工の技の数々を解説します。あわせて銘木や竹、畳、土壁、建具、金具など数寄屋に関わる職人が製作した美しく繊細な製作物を紹介するほか、名人と呼ばれた棟梁本人が使用した道具や図面なども展示いたします。

ということです。

一番面白かったのは、やっぱり茶室の実寸大模型。
tokyo_01.jpg

スケルトン(?)になっていて中の構造が分かるようになっています。
13.jpg


あと、いろいろな丸太が展示されていたのも面白かった。材料というより「意匠」ですね。
tokyo_06.jpg


茶室って、分解していくと、いろんな質感の木や竹、その他の素材(壁とか唐紙)が使われています。それでいて、全体としてはさりげなく調和しているのだとわかります。

帰りに寄った東陽町駅前の居酒屋「大漁」。
海のものが美味しいし、

「アボガド・トマトの天ぷら」も美味しかった。

おすすめです!

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