きもの男子通信

ローマで着物(その3)・・・ついに着用!

ローマの大晦日は、広場でカウントダウンしたり、ホテルやレストランでディナーがあったりするらしい。泊まっているホテル・エデンでも特別ディナーがあるんだけど、料金が一人850ユーロ(10万円以上!)なので、さすがに行く気がしなかった。

朝食のときお話した日本人のご夫婦は、何度もローマで年越ししていて、以前St. Regis(五つ星ホテル)の大晦日のディナーに行ってよかったので、今回も参加するとのこと。値段もエデンの半額以下だけど、「びっくりするほと豪華」だそう。

「行ってみたいなー」と思ったけど、初対面で「一緒に行ってもいいですか」とはいえなかったので、単独で参加することに。そこでエデンのコンシアージュに予約を頼んだんけど「St. Regisに電話をしたが大晦日に催しはない、といわれた」との回答。

翌朝、自分でSt. Regisに電話すると「大晦日のディーナーはある」とのこと。しかし、朝早いせいか担当者になかなかつながらない。この日はローマ時代の遺跡を見に行くことにしていたので、しかたないので出かけることに。

お昼頃、遺跡を見ながらSt.Regisに携帯で電話すると、やっと担当者につながった。「今日の年越しディナー、一人分でも大丈夫?」と尋ねると、「もちろん」とのこと。でも、やっぱり一人は辛そうなので「エデンに泊まっている他の日本人の人たちも参加するはずなので、その人たちの近くのテーブルにしてください」と頼む。

遺跡見物の後は、今夜の大晦日ディナーに備えて、着物の残り布をもってバッグを探しに、ブランドショップが集まっているコンドッティ通りに。時間がないので(大晦日はお店が閉まるのが早い)、鼻息も荒くなる。きっと鼻の穴が広がっていたと思う。

フェラガモで、グレーの爬虫類の皮のシンプルなクラッチバッグを発見。
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「実はこれにあわせるのを探してる」と残り布を見せると、お店の人は「ぴったりじゃない!これは3割引になります」。「でもやっぱり(高いし)もう少し探してみる」と別のお店に。ブルガリでも「これに合うバッグを探している」と残り布を見せると、いろいろなパーティバッグを見せてくれました。目的意識(?)がはっきりしているので、お店の人もすごく協力的。ブルガリのバッグも綺麗だったけど、高いし、かなりフェミニンだったので、散々迷ってフェラガモのクラッチバッグに決定。一人でディナーに行くにはこれくらいの「武装」が必要なの。
(ちなみに後で伊勢丹のフェラガモで、「同じのがあるかなー」と思って聞いてみたら、素材違いのカーフしかなく、「爬虫類今年の春夏の新作のデザインで、爬虫類のは日本には入りません」とのことでした。)

フェラガモのお店の人は「大晦日は私たち(フェラガモという意味ではなく、ローマの人々っていう意味らしい)、朝まで色々な催しを行います。コロッセオもライトアップされるんですよ」と説明してくれた。

プレゼントだと思ったらしく(着物でなければ男性は普通、持たないよね)、リボンを掛けて綺麗に包んでくれたけど、これは自分自身へのご褒美(何の?)。

あわてて部屋に戻るとお風呂に入って着付け開始。シルバーグレーの風通御召の着物にダークグレーの少し節のある無地御召の羽織。帯は黒の漆で、部分的に螺鈿が貼り付けてある。螺鈿の部分が正面に来るように結ぶのが難しくて悪戦苦闘したけど、やっと着られた。フェラガモのクラッチを抱えていよいよ出発!

よく、日本人が海外で着物を着ると「ビューティホー」「ワンダホー」と褒められという話をきくけど、エデンの玄関ホールに出てみると、私の着物姿に対するホテルのスタッフの反応は「不思議なものを見た」って感じでした。(サービス業として、それってどうなの?)
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タクシーでSt. Regisに行くと、一階はすべて大晦日ディナーのために使われていました。手前のラウンジでアペリティフを飲んだ後、テーブルごとにホテルの人に案内されて、カーテンの奥のディナーの席に。
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ディナーの後はカウントダウンして、ダンスタイム!
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本当はこれからが本番なんだろうけど、もう限界に達していたので、ちょこっと見てから、ホテルに帰って寝ました。

こんなに一人で行動できる自分って「お一人様・オブ・ザ・イヤー」かも。

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