きもの男子通信

白州正子著 「私の百人一首」

百人一首には、万葉から選者とされる藤原定家の時代までの歌が集められています。それを読み進めながら、歌人たちとその時代、和歌の歴史、定家の歌論等を描き出しています。

私の百人一首 (新潮文庫)私の百人一首 (新潮文庫)
(2004/12)
白洲 正子

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特に、定家の時代の人たち・・・鎌倉右大臣(源実朝)、家隆、後鳥羽院、順徳院・・・についての文章が面白かった。歌の解説というよりも歌の作者達の運命を書いています。

後鳥羽院、順徳院は、鎌倉幕府に対抗して挙兵(承久の乱)。失敗してそれぞれ、隠岐、佐渡に流されます。

それと関連付けて順徳院の

「百敷や古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり」
(御所の荒れ果てた軒のしのぶを見るにつけても、いっそう古きよき時代が偲ばれる。)

という歌を読むと、なるほどなー、と感じがします。

しかもこれが百人一首最後の歌!
王朝文化への挽歌なのか・・・

火曜サスペンス劇場のエンディングに流れる「マドンナ達のララバイ」を思い出しました。

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