きもの男子通信

読む⇄見る・・・千宗屋さん著「茶 利休と今をつなぐ」を再読

先日、「数奇屋大工 美を創造する匠展」に行ったことを書きましたが、そのあと、以前読んだ千宗屋さんの「茶 利休と今をつなぐ」を読み返してみました。

茶―利休と今をつなぐ (新潮新書)茶―利休と今をつなぐ (新潮新書)
(2010/11)
千 宗屋

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茶室についての部分を、以前は漠然と読んでいたのですが、数奇屋大工展をみた後は、すごくイメージしやすくなっていました。

古くは母屋の建築に際して。余った材料の数を寄せ集めて(数奇)建てた、趣味(好き)の小屋や隠遁者があり合わせの材料で間に合わせた方丈を淵源に持つこと、茶人たちが年の中にあって山居の風情を楽しもうとしたことなどから、茶室の茶室の材料は加工しすぎない、自然な雰囲気をもった素材がこのまれます。‥(中略)・・・なかでも多くの部材として、角に製材しない丸太を用います。節や曲がりを持ち、豊かな表情を持つ丸太は、構造材としての柱ばかりでなく、床柱などにも用いられ、茶室の意匠となっています。


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なるほどー。

角材ではなく丸太を構造材として用いるには、通常の日本建築とは異なる工夫が必要となります。柱が細く、壁の薄い茶室は、壁の中に貫(垂直の柱を水平方向に貫通させ、楔で固定。壁や床下の補強に用いる)を縦横に組、堅牢な羽組を作りあげています。さらに竹を編み込んだ小舞を(屋根や壁の下地として組む竹や木のこと)を下地として、土壁を塗り籠むことで、外観は軽快ながら、地震や台風などで破壊されることのない、「小さくても強い茶室」ができあがるのです。
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なるほどー。

もともとわかりやすい文章ではありますが、やっぱり展示を「見た」あとだと、本当によく理解できます。
特にお茶室にうかがっても見ることのできない、壁の中の「構造」を見ることができたのは、よかった。

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