きもの男子通信

謡曲十徳 

(お能の)謡をやるメリットのリストのようなものなのです。

不行而知名所』 行かずして名所を知り
『無薬而散欝気』 薬なくして欝気を散ず
『在旅而得知音』 旅に在りては知音を得る
『不習而識歌道』 習わずして歌道を識り
『不望而交高位』 望まずして高位に交じる
『不詠而望花月』 詠せずして花月を望む
『不老而知古事』 老いずして故事を知り
『不触而知仏道』 触れずして仏道を知り
『無友而慰閉居』 友無くして閉居を慰め
『不恋而懐美人』 恋せずして美人を懐き

となっています。

ということは、昔、お能の謡をやっていた人には、あんまり名所にも行った事がなく、和歌のこともよく知らなく、偉い人とも付き合いがなく、仏教のこともよくわからず、友達もいない・・・という人も多かったってこと?

江戸時代には、能楽は武士の式楽(儀式のときの舞楽)となっていて、町人は観る機会もあまりなかったらしいです。(特に江戸では)
しかし、謡曲の本は盛んに出版され、町人の間でも謡曲の一部(1分から3分程度)を謡う「小謡(こうたい)」が流行したそうです。

林望さんは、

お能というと難しそうで大変そう、というイメージがあるけれど、偉い人には偉い人の、そうでない人はそうでない人なりの、愉しみ方があるのが、面白いと思います。

※ にほんブログ村というランキングに参加しています。今回の記事、面白いと思われたら、下のボタンのクリックをお願いします。

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村

スポンサーサイト