きもの男子通信

白露の京都(その一)・・・「雁金屋の従兄弟ども」

朝9時の新幹線に乗って、京都へ。12時頃ホテルに荷物を預けて、楽美術館へ。1時からのお茶会に参加させていただきました。このお茶会で使われるお茶碗はすべて楽歴代の作です。

楽美術館では、宗入と乾山の展示中なので、宗入のお茶碗が主茶碗。大きな黒い平茶碗でした。


宗入は、京都の超高級呉服商、雁金屋・尾形三右衛門の子として生まれ、二歳のとき樂家四代一入の養子に迎えられたそう。

乾山・光悦兄弟のお父さんは、尾形三右衛門の兄なので、三人は従兄弟になります。

なので、今回の展示には「元禄を駆け抜けた雁金屋の従兄弟ども」という副題がついてます。「雁金屋の従兄弟ども」というのは、楽美術館じゃないとなかなか付けられないタイトルですね。

展示には乾山も、かなり出ていました。乾山は、自由な感じがいい感じ。
宗入さんは、真面目に悩んでる感じ。

私がお茶をいただいたのは、安南の写しの染付け。こういうのもあるんですね。最近も、当代吉左衛門さんが萩焼きをなさっていたそうです。

さてお茶会ですが、使われるお茶碗はすべて楽歴代のもの。拝見ですべて並ぶと壮観です。
お茶会では、吉左衛門さんが袴姿(とてもお似合いです)で登場し、解説して下さいます。
吉左衛門さんの解説は、大変勉強になったのですが、思い出して書こうとすると、もしかして、聞き間違ったり、覚え間違ってるかも、と心配ですが・・・

「宗入は長次郎に還ろうとした人、そして『長次郎に還る』ということは、長次郎をそっくりにまねるってことではない。それは当代の課題でもある」との趣旨だとと理解しています。(違っていたらごめんなさい。)

その後、裏千家の茶道資料館へ。夏休みの子供向けに、抹茶とお茶道具の基礎を説明する展示でした。子供向けですが、おとなの初心者が見ると、とても勉強になると思います。抹茶の製法、棗が出来る工程等の展示も面白かった。常設でこういう展示があってもいいかも。

こちらの展示では立例席でのお茶がいただけます。最近立礼棚に関心があるので、じっくり拝見。立礼棚では建水(お湯や水を捨てる容器)をおく場所が引き出し式になっているものが多くて、こちらの建水置きも引き出し式でした。引き出し式だとどうしてもちょっとぐらぐらして不安・・・、と思っていると、「この建水、すごく軽いんです」とのご説明が。メキシコの方から贈られた銀の建水だそうです。持ってみて、とお勧めいただいたので私も持ってみたのですが本当に軽い。思ってたのの5分の1くらいの重さ。なるほどー。いろんな工夫があるんですね。

夜はホテルの人に教えてもらった木屋町の和食の店「浜町」に。
すごくおいしかった!しかもかなりリーズナブル(おまかせコースで4500円)。

メニューは、
前菜
椀物 (鯛真丈のお吸い物')
お造り
肉料理 (豚の角煮 葱マッシュソース)
鉢物 (小蕪と茄子、生麩の炊き合わせ)
鍋料理 (名残り鱧しゃぶしゃぶ)
ご飯物 (雑炊)
香の物
デザート (ぶどうのムース)

こちらは「名残の鱧のしゃぶしゃぶ」


しゃぶしゃぶの後は、雑炊にします。

こちらはデザート。ブドウの葉が乗っているのが洒落てます。


続く・・・

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