きもの男子通信

合理的ってちょっと寂しい?「ゼロから始める 小島慶子のきもの修行」

テレビをほとんど見ないので、小島さんが出ている番組を見た事はないのですが、「Dress」という雑誌に連載なさっていた小説は、めーちゃーくーちゃー面白かったです。
「すごい!これからどうなるの?」と思っていたのですが、突然最終回に。
ええっという唐突な終わり方でした。何か事情があったのかなー。本当に残念。

その小島慶子さんがお書きなった着物の本です。

ゼロから始める 小島慶子のきもの修行ゼロから始める 小島慶子のきもの修行
(2015/03/20)
小島 慶子

商品詳細を見る


小島さんは、子供の頃、海外駐在員の奥様だったお母さまがパーティーに行くときの着物姿に憧れていて、仕事を始めて3年目に呉服屋さんを訪ねたのだそうです。それが今をときめく「青山 八木」。以来18年間、小島さんが八木さんで誂えられた着物とコーディネイトが紹介されています。

色無地、飛び柄小紋、訪問着、江戸小紋、紬と、小島さんが18年かけて揃えた着物はなんと5枚!(しかもそのうち、紬は今回の本のために誂えられたものなので、実質4枚ともいえます。)
帯は6本。
つまり、本のら表紙に載っている着物と帯でほぼ全てなのです。
教科書のように無駄の無い着物ワードローブです。
(それでも、合計数百万円にはなるのが着物をすごいところですが)

「限られた予算で一生もののきものを買いたい大人の女性に役立つサンプルかもしれない!」
ということで、本をお書きになったそうです。

読んだ感想は、というと・・・

うーん。やっぱり色々失敗もしてる方の本のほうが面白いかも、と思ってしまいました。
(なんでもそうだと思うけど。)

群ようこさんや森荷葉さん、幸田文さんなども、失敗したエピソードが面白い。
(森さんが、完璧コーディネイトの訪問着でギョーカイの人のパーティーに行ったら、すごく浮いてしまって、「まるで渋谷のクラブに息子を探しにきた教育ママ」みたいだった、というエピソードとかね。)

で、その上で出てくるアドバイスがいいんです。

小島さんは、頭が良くて、しかも呉服屋さんが「青山 八木」さんですから、失敗がなくて、なんというか読んでる私としては、ちょっと物足りないような。

驚きなのが、18年間「八木」さんに通っていながら、今回まで、織の着物をもっていなかったということ。「八木」さんの素晴らしい品揃えを考えると、信じられない気がします。

小島さんは「30万円のきものは30万円分かそれ以上着ないともったいなくて夜も眠れない」ということですが、そうすると、紬や単衣の着物や薄物等はほとんど「圏外」になっちゃうかも。

この本はいい本だと思いますけど、森田空美さん系というか、モダンな感じなので、着物を始める方にはいろんな本を読んだり、いろんな方と話していただければ、と思います。その中で、自分に一番あった着物を探しては。

※ にほんブログ村というランキングに参加しています。今回の記事、面白いと思われたら、下のボタンのクリックをお願いします。

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村

スポンサーサイト