きもの男子通信

「め組の喧嘩」@歌舞伎座

会社の帰りにふらふらーと歌舞伎座の幕見に。


夜7:15から始まる「め組の喧嘩」を見てきました。
江戸時代にあった、火消しと力士の喧嘩の実話をもとにしたお芝居です。


ただし初演は明治23年。なので、(帯刀を許されている力士と鳶では身分が違うといわれると)「角力だって鳶の者だって同じ人間だ~」というような「近代的」な台詞が登場しています。

全体的に江戸前の雰囲気を楽しむお芝居ですが、その表現があんまり直接的な気が。むしろ、あからさまじゃないんだけど、ある種の落語みたいにだんだん見てる人たちが「あー、江戸ぽいな」と思うような方がよくない?

と、いいながら、そのやりすぎ感がやっぱり面白いんですよね。喧嘩の前の水盃のシーンとか、もう舞台が水浸し!

これはリアルタイムの江戸時代に書かれた江戸と、明治になってから書かれた江戸の違いのような気がします。

明治の人にとっては、江戸時代は「古き良き時代」なわけだから。鳶なんてその象徴かも。それでいて今と違って「子供の時は江戸時代でした」みたいな人もいて、記憶が生々しいわけので、江戸時代に作られた作品よりも、江戸テイストの表現が直接的になるのかもしれません。「三丁目の夕日」みたいな。(見てませんが)

あんまり、深く考えずに楽しむのが吉、だと思います。

着ぐるみのお相撲さんがたくさん登場するのも面白い。
市川左團次さんのブログに写真がいっぱい載っています。
外国の人にも面白かったのでは。

そして、一番印象に残ったのは、菊五郎さんの「若さ」。幕見の4階からは、三十代に見えたとも!

はしごに登って、上から喧嘩のど真ん中に落下してきて、仲裁に入る顔役、喜三郎役の梅玉さん(68歳)もすごかった。

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