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きもの男子通信

スリランカ日記 その2・・・静かなバワの海の家、Jetwing Lagoon。そしてなぜかレンタル着物について考えた。

コロンボ空港に到着したのは、午前零時過ぎ。
バンコクに比べると、日本の地方の空港みたいな感じです。

だが、しかし、真夜中にも関わらず、人はたくさんいて、タクシー案内のカウンターもいくつもあるんです。
そこで、タクシーを頼み、空港近くのリゾートホテル「Jetwing Lagoon」へ。
バワが最初に建てたホテルだそうです。

真っ暗な道を30分くらい行くと、ボーと明かりの着いた大きな屋根が。
扉のない、大きな東屋のような建物です。
周りは真っ暗なのですが、かすかに波の音が聞こえています。
屋根の下にデスクがあって、白い半袖シャツと黄色のロングスカートの制服を来た、「王宮の小姓」という雰囲気の美少年が。
周りは真っ暗なので、なんというか、非現実的な感じです。狐にだまされている的な。

ホテルの人に荷物を持ってもらい、真っ暗な道を進むと平屋の建物の一室に案内されました。







部屋の中は、エスニックというよりも「民藝」を非常にモダンにした感じです。なんというか、べたべたしていない。媚びた感じがないとも言える。「私とあなたは対等よ」というか。「外人はこういうの好きでしょう」みたいなものとは違う、気がします。

日本でも、日本人が納得できる「和風」と、納得できない「和風」があるのと同じかな。

最近話題になってる、日本の観光地での「レンタル着物」って、私には、日本人が外国人観光客が着る着物みたいなのを着てることのように思えます。だから、「痛い」と思う人には痛い。私も痛い。一方、気にならない人には気にならない。
「気にならない人」はこれからどんどん増えていくでしょう。なので、負け犬の遠吠えと思って下さい。

さて、バスルームも美しい。
半分野外になっていて、ある意味厠っぽい。
昼間は自然光が入ってとても綺麗です。



でも、半分屋外なので、夜は蚊にさされるのが怖く(こればっかり、トイレに行くにも長ズボンに着替えてました。
昼間は大丈夫。

さて、朝になって、外に出てみると・・・


100メートルある長いプールの両脇に、オレンジ色の瓦屋根の低層の建物がならんでいます。この屋根は、スリランカの民家ではよく使われてます。「理想化されたスリランカの民家」という風情です。







そして、プールの向こうにはレストラン、さらにその向こうに湾がみえます。
ホテルの入り口の前の道を挟んだ向こう側もホテルの敷地で、こちらは外海に面していて、こちらにも小さめのプールがあります。

つまり、ホテルの前(西側)が海で、真ん中がプールで、後ろ(東側)が湾なんです。

海に沈む夕日と、湾から上る朝日の両方が見れます。

お庭はさりげない感じですが、草木の手入れは朝から入念にされています。作られた自然、というか、ある意味、壮大な茶室のよう。

ま、そんな観察しない方が幸せになれる気がする。

たまたま知り合いになった中国の人が、近くの(といっても10キロぐらい離れている)別のホテルに泊まっていたので、トウクトウク(三輪タクシー)で、ちょっと遊びに行ってきました。(トウクトウク、ドアもないし、結構怖かった。あまり長距離乗るのはお勧めしません。)


同じ系列のJetwing Seaというホテルなのですが、こちらはもうちょいイケイケな感じでした。

中国本土から家族で来ているそうです。英語もすごく上手でしたが、アメリカには住んだことがないそう。「英語、上手だね」というと、「中国ではフツー」とのこと。「中国に行ってみたい」というと、「行く価値ないよ」とのお返事。

初めての家族海外旅行がスリランカってこともないだろうから、もう色んなところに行ってるんだろうし、そうすると、かえって中国の辛いところが、強く感じられるのかも。でも、家族で海外旅行できるのは、中国の人だからなんだけど。

Lagoonにも、中国の家族連れが、結構来ていました。みんな凄い甲斐性だよね。

その近くにバワのデザインのホテルでJetwing Blueというのもあって、こちらも見学したのですが、うーん、自分はLagoonの方が好きかも。

Sea やBlueはホテルやレストランが集まっているところにあるので、賑やかな感じでした。
比べると、Lagoon は静か。ちょっと浮世離れしてます。

さて、Lagoonに戻り、プールに入ったりした後、夕方ボートを予約して湾を見学することに。乗客は私一人。



かなりのスピードで沖にでて、さらに進んで、ボートはジャングルの中に! 



「あ、もうそんなに奥まで行かなくていいから」、と内心思っていましたが、ボートの幅くらいしかないところまで進んで行きます。

そしたら、なんと、エンジンが停止に!

最初はすぐ直るのかなとおもっていたのですが、全く動きません。
あの、もう、動物とかボートに渡ってきそうなんですけど!

4時に出発したので、だんだん日が落ちてきています。

オールで漕いで、とりあえず、広いところに脱出。



結局エンジンはなおらず、他のボートに助けにきてもらう事に。

夕日が沈む頃、ホテルに到着。

海側へ夕日を見に行ってきました。



海側には、海と繋がって見える、いわゆるインフィニティ・ブールがあります。
ブールの中には、年配のカップルが一組。プールから、二人で沈む夕日を見ています。素敵すぎる。
私は他の人たちと一緒に、携帯で夕日の写真を撮っていました。




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