FC2ブログ
 

きもの男子通信

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

神霊矢口渡@国立劇場

行ってきました。


なんと前から一列目の席。

あまりにも前過ぎて見にくいかな、とちょっと心配しましたが、国立劇場の舞台は歌舞伎座ほど横に長くないので、問題ありませんでした。というか素晴らしかった。

「神霊矢口渡」の通し上演は119年ぶり(!)だそう。

平賀源内が書いた人形浄瑠璃の作品を歌舞伎に移したものだそうです。

なので、義太夫ばりばりでした。これもとっても良かった。
義太夫があると、役者の台詞が過度に説明的にならないし、音楽でもあるし。雰囲気が盛り上がって、歌舞伎の世界により行きやすくなる気がします。

平賀源内といえば、日本で初めての静電気発生装置「エレキテル」を作った人として有名ですが、「神霊矢口渡」は、全然科学的じゃない。というか、裏切ったと見せかけて実は忠義者、主君の忘れ形見を守るため我が子を犠牲にする夫婦、それに免じて「では、後日戦で」と見逃す敵役、美貌の若侍に恋する田舎娘等など、歌舞伎の王道エピソードが次から次へと現れます。

一幕、殺された君主新田義興の奥方とそのお女中がならず者に騙されて、人気のない国境の茶屋に連れて行かれます。いきなり貞操の危機!かなりきわどいので、ハラハラしたのですが、あまりやばい方向になる前に逃走。巡礼姿で若君をつれて逃げる忠義者、六郎役の又五郎さん、はまり役でした。人形のような若君が舞台に現れると客席からどよめきが。

二幕、裏切ったと見せかけて我が子を犠牲にする新田家の家老、兵庫之助役の吉右衛門さんがすばらしい。まさに「立派」という感じです。見れてよかった!

三幕、殺された君主、新田の弟、義岑(歌昇さん)と傾城うてな(っていう名前なんだ・・・。米吉さん)の二人は、落人というにはあまりに色っぽい。衣装も、いかにも道行という感じのペアルックだし。いつもはちょっと幼い感じの米吉さんがかなり大人っぽかった。二人ともお若いし、かなりの浮世離れした美男美女ぶりでした。

四幕、義岑に一目惚れの、渡し守の娘、お船(芝雀さん)。素朴な田舎娘かと思いきや、強欲な父に切られ、ひん死の重傷にも関わらず、父の手下の六蔵を刺して、義岑を掬うために櫓の太鼓を叩く、という「八百屋お七」を思わせる大活躍(火は付けてませんが)。最後は、海から新田義興の亡霊が大魔神のように現れるというすごい展開でした。
☆訂正:「海」じゃなくて「多摩川」です。矢口渡だもの。

本当に歌舞伎らしい歌舞伎でした。

上演のあと、友人に誘われて又五郎さんの後援会の催しに伺いました。又五郎さん親子三人の舞が披露されました。



こちらはくじ引きで頂いた、サイン入りの舞台写真です。



※ にほんブログ村というランキングに参加しています。今回の記事、面白いと思われたら、下のボタンのクリックをお願いします。

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村


スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2016年10月13日(Thu)09:54 [EDIT]


 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。